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那須は少しずつ気温が涼しくなってきており、道端には彼岸花が咲き始め夏の終わりを感じられます。

本日、那須和牛のミスジという部位を入荷し整形作業を行いました。

ミスジは肩甲骨の内側の部位です。牛一頭は700ー800kgほどありますが、そこから2kgほどしか取れない希少な部位です。
肉は運動量が多い程筋肉質で硬くなります、そのため牛がよく動かす肩から腕は硬くなりやすい部位です。しかしミスジが位置する肩甲骨の内側はあまり動かさないため、柔らかくとても食べやすい部位です。

ミスジは柔らかく口当たりが良い部位です。柔らかさの中に肉本来のしっかりとした食感もあり、食べ応え満点なのがミスジの良いところです。

上質な赤身の中に適度なサシが入っており、那須和牛ならではのお肉のコクとサーロインとはまた異なるミスジならではの口の中でとろけるような味わいがあります。口の中にお肉の甘みが広がり、深みのある味わいをお楽しみいただけます。サシの旨味がありつつも後味はさっぱりと、とてもバランスが取れた部位です。

ぜひ当館にお越しになってお召し上がりくださいませ

 

 

 

 

 

整形前のミスジ

当館は地元でとれた季節の新鮮な美味しい食材をコースに使用しております。

特に前菜は季節やその日の仕入れ状況により内容が変わりやすい一品です。
この時期のディナーの前菜の一品として「ししとうの天ぷら」を提供させていただいております。

ししとうは別名「甘唐辛子」とも呼ばれ、ナス科トウガラシ属の野菜で唐辛子の一種に分類されております。年間を通して流通していますが、旬の時期は6月ー9月頃です。ししとうには感染症を予防する働きがあるBカロテンや疲労回復に効果があるビタミンCを豊富に含んでおり、夏バテ対策にもなる野菜です。特にBカロテンは油で揚げることで効率よく吸収できます。

基本的に辛味が少ないししとうですが、育つ環境によっては辛い物もあり、10個の中に1個ほど辛いものが混ざっていることから「食べるロシアンルーレット」などと言われるそうです。

当館は那須で栽培されたししとうを天ぷらにして、前菜のうちの一品として提供させていただいております。
天ぷらにすることでサクッとした食感が楽しめ、ししとうならではのほろ苦さがクセになり食欲を掻き立てます。ビールや日本酒にも大変よく合う一品です。

 

こちらが前菜の全体写真です。
当初はこの投稿で全種類紹介しようとしていましたが、1品1品の内容が濃いため一品づつ紹介していきます。

 

栃木の美味しい日本酒も揃えております。ぜひ料理と合わせてお召し上がりくださいませ。

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