那須は少しずつ気温が涼しくなってきており、道端には彼岸花が咲き始め夏の終わりを感じられます。
本日、那須和牛のミスジという部位を入荷し整形作業を行いました。
ミスジは肩甲骨の内側の部位です。牛一頭は700ー800kgほどありますが、そこから2kgほどしか取れない希少な部位です。
肉は運動量が多い程筋肉質で硬くなります、そのため牛がよく動かす肩から腕は硬くなりやすい部位です。しかしミスジが位置する肩甲骨の内側はあまり動かさないため、柔らかくとても食べやすい部位です。
ミスジは柔らかく口当たりが良い部位です。柔らかさの中に肉本来のしっかりとした食感もあり、食べ応え満点なのがミスジの良いところです。
上質な赤身の中に適度なサシが入っており、那須和牛ならではのお肉のコクとサーロインとはまた異なるミスジならではの口の中でとろけるような味わいがあります。口の中にお肉の甘みが広がり、深みのある味わいをお楽しみいただけます。サシの旨味がありつつも後味はさっぱりと、とてもバランスが取れた部位です。
ぜひ当館にお越しになってお召し上がりくださいませ
整形前のミスジ